皮膚の色と変化の原因
皮膚の色と変化の原因
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正常な皮膚の色
皮膚には固有の色がある。この色調は、皮膚の基底層の間にある、星形をした色素細胞で作られる褐色のメラニン顆粒と、血液、角質層の色、さらには皮膚に沈着する物質(カロチンなど)の色からつくられる。
皮膚の色が黒褐色になる場合
色素細胞で作られるメラニンの量が増えると、皮膚は茶褐色、暗褐色、さらに黒褐色になる。この量は、生まれつき多い人、少ない人があるが、異常な増え方をした場合、あとで述べるいろいろな病気が考えられる。
皮膚が白くなる場合
色素細胞でのメラニン形成が減退または消失するもので、「皮膚が黄色・白くなる」のページにあるような病気で起こる。
皮膚が赤くなる
皮膚の赤みは、表皮の近くを流れる血液の色によるが、この血液量が増加すると皮膚の病変としてあらわれる。
- 血液量の増加には、血管腫などにみられる、毛細血管そのものが増える場合と、血管が一時的に太くなって充血する場合がある。後者はほとんど炎症がもとになっており、紅斑と呼ばれる。
- 初期は赤いが、しだいに患部が紫紅色を呈する場合は紫斑といい、血管外への出血によって起こる。ガラスで押して見ると、紅斑はその色調があせて消えるが、紫斑は消えないことから見分けることができる。
皮膚の異常
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