皮膚、骨、関節、脊椎、食中毒、外傷などのみぢかな病気や症状を知っておきましょう。

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 皮膚  

 皮膚は文字どおり、頭頂部から足のつま先まで、人体の表面をおおっていて、生体と大気との境界の役割を果たしています。外界の機械的刺激、化学的刺激を防いで人体を守る一方、暑い時は発汗することによって体温を調節するように、生物としての活動を間接的に補助しています。皮膚の働きにはいろいろあって、皮膚がなければ我々は生命を保つことができません。

 骨、関節  

 人体の中で、からだを支える役をしているものが骨格です。関節は、骨格のつぎ手にあたる部分で、運動を行うところです。

 脊椎のしくみと働き  

 脊椎は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎と、一つのかたまりになった仙椎、尾椎とに分けられ、脊柱(背骨)を構成しています。

 一つの脊椎は、円盤状の椎体と、この後方についている椎弓などからできていて、その間に椎孔がはさまれています。

 椎体と椎体の間には、椎間円板と呼ばれる線維性の軟骨板があって、椎体同士が連なっています。脊柱に外力が加わると、椎間円板の弾性がショックをクッションのように緩衝します。また、椎弓は上下の関節によって連絡しているほか、それぞれに靱帯がはっていて、上下の脊柱が連なっています。

 腱、筋肉の病気  

 筋肉は、収縮によってからだの部分や器官の運動を起こす組織、または器官です。

 筋肉には、四肢を動かす筋肉(骨格筋)、胃腸その他の内臓を動かす筋肉(平滑筋)、心臓を形成している筋肉(心筋)の三種があります。このうち、骨格筋は意志によって動かすことができるので随意筋といい、平滑筋と心筋は、意志によって自由に動かすことができないので不髄意筋といいます。

 ふつう、筋肉という場合は、骨格筋のことを言います。骨格筋は、人体の約40%を占めます。この筋肉は、細い筋線維が集まってできていて、一般に紡錘形をしています。この筋線維を顕微鏡でみると、横にしま模様が見えるので、横紋筋とも呼ばれます。

 伝染病・感染症の知識  

 ウイルスや細菌など下等な微生物が体内で繁殖したために起こる病気を感染症といいます。特にこのうち、人から人へと移っていくものを伝染病といい、感染症のほうが広い意味を持っています。

 たとえば、伝染病は赤痢やはしかなどのように人から人へ伝染して流行性に起こる感染症を意味し、破傷風のように土の中にいる病原体が、傷口から侵入して起こる非伝染病の感染症は含みません。

 また、回虫や肺ジストマなどのように、かなり高等な生物による感染症も、寄生虫病として伝染病とは別に扱われます。

 食中毒の知識  

 食中毒とは、飲食物を食べたのち、それが原因となって起こる急性の病気で、胃腸の急性炎症が主になってあらわれてくるものです。したがって、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛がおもな症状となります。

 赤痢や腸チフスのような腸管系伝染病や回虫や条虫のような寄生虫、栄養失調による胃腸障害なども、飲食物が原因で胃腸の病気を起こしますが、これらは食中毒からは除外されています。

 外傷  

 外からの力が加わって、からだに生じた損傷を外傷と呼んでいます。外傷の程度は、必ずしも加えられた力の大きさに比例しません。また時として、外力が作用した場所から離れたところに損傷が起こる場合があります。
 

 

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