黄色腫
皮膚の色の変化(黄色腫)
一見して黄色調のはっきりした発疹ができる病気です。全身的に異常の認められないこともありますが、血清脂質が増え、それと関係のある血管の障害を起こすことが少なくないなどの点でも、注意を要する病気です。
症状
黄色腫には次のような種類があり、発疹の性状やできる部位に相違があります。
眼瞼黄色腫
黄色ないし黄褐色の扁平な、やや、隆起した湿疹が、上まぶたの内側に左右対称にできます。ときには上まぶたから下まぶたにかけて馬ていがたにできることもあります。これは扁平黄色腫とも呼ばれ中年女性に見られます。
結節性黄色腫
黄色ないし黄褐色の結節または腫瘍状の発疹が、ひじ、ひざ、手足、その他の四肢、殿部にできるもので、なかには、眼瞼黄色腫と一緒にできるものもあります。
腱鞘黄色腫
アキレス腱、膝蓋腱、手指の伸展筋腱などにできるもので、結節性黄色腫といっしょにみられます。
播種性黄色腫
小さな黄褐色と丘疹(ぽつぽつと盛り上がった皮疹)が全身、特にわきの下や鼠径部に多くできるものです。これは皮膚だけではなく、粘膜や内臓にもできます。眼瞼黄色腫がいっしょにみられることもよくあります
皮膚の病気
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