子供 親 心構え

子供を持つ親の心構え;家族の将来計画
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家族 将来計画



 最初の子供が生まれる前後に家族の将来計画を一応つくってみてください。もちろん、人生にはいろいろな予期せぬことが起こります。天災、病気、事故など、私たちの力ではどうにもならないことがあります。計画通りに人生を送る人は、まずいないといったほうが正確でしょう。けれども、子供を育てていくためには、一応の見通しが必要です。

 将来計画の中にはいろいろなことが含まれています。例えば、住宅計画。新婚当時の狭いアパートから出発して、いくつかの段階を経て自分の家が持てるのは何歳のときなのかという問題。
 
 住宅計画には当然お金の問題が絡んできます。40歳になったときは預貯金などが大体いくら、そのときの社会的な地位はどうかなどということ。

 ここでは、将来計画のうちから、子供数、間隔、夫婦の老後の問題などを取り上げて考えてみましょう。

● 子供は何人にするか
 昔は子供は4,5人という家族が普通でしたが、いまでは子供は1人か2人という家族が多いようです。進学率が高まり、子供の教育費がかかるようになったのも一つの原因でしょう。

 「少なく生んで、手をかけて大事に育てよう」という風潮です。子供の数は、家庭の経済状態や両親の健康状態とも密接に関係しています。

 子供が一人の場合
 問題は多いようです。一人っ子は、兄弟関係という人間関係を経験することなしに成長します。家族の中に大人と子供との人間関係はあっても、子供同士の人間関係はありません。

 そのために、一人っ子は、大人とは上手く付き合うことはできても、同年齢の友達と上手に遊ぶことができません。その結果、社会性の発達が遅れ、引っ込み思案、非社交的、孤独、独善的(独りよがり)などの性格が形成されやすいのです。

 このような性格は、成長後社会生活をしていく上で決してプラスにはなりません。子供を一人しか作らないことは、子供にとって望ましいことではありません。

 子供が二人の場合
 家庭内に子供同士の人間関係、兄弟関係ができあがります。一人っ子の場合と本質的に違いますから、社会性の発達が遅れる可能性はありません。子供は一人より二人のほうがはるかに良いわけです。

● 子供数と家族内の人間関係の変化

 新婚時代の夫婦二人だけのときは、人間関係は1種類しかありません。

 子供が生まれると、父子関係、母子関係が加わって、家族内には3種の人間関係が存在することになります。子供が2人になると、人間関係は6種に増えます。

 子供が3人になると、人間関係は10種類にもなります。このように、家族数が増えると、家族内の人間関係の種類は激増します。家族が多いほど、量的にも質的にもより複雑な人間関係を家族の中で経験することができます。
 
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 私たちの社会は、人間関係の網のような物と言ってよいでしょう。他人の間に上手に良好な人間関係を作ることのできる人は、それだけ幸福な生活を送ることができます。家庭の中で、より複雑な人間関係を体験しながら成長した人の方が、社会人になってからも人間関係を上手に作っていくことができます。

 このように考えると、子供はなるべく多いほうが良いということになります。多いといっても無制限というわけにはいきません。家庭の経済状態や両親の健康状態も考慮しなければいけません。子供が3、4人というのが理想的な家庭でしょうか。

● 子供の年齢の開き
 兄弟の年が、7つも8つも違っていると、せっかくの兄弟関係が兄弟らしくないものになります。兄弟関係の本質は、年齢の相違がありながら、時にはその差を意識しないで対等の立場で遊んだりするところにあります。

 年が開き過ぎていると、お互いに対等の立場に立ちにくくなります。二人とも、一人っ子のように育つ可能性もあります。

 年子(としご)の場合
 いわゆる「年子」のように、年齢感覚が狭い場合はどうでしょう。まだ上の子のおむつもとれないのに、下の子が生まれるというのは育てる親も大変です。また、年齢が近いので、対等の立場ばかりが目立って年齢の相違が忘れられます。

 望ましい年齢の開き
 このように考えると、もっとも兄弟らしい年齢間隔があるようです。開き過ぎてもいけないし、近過ぎてもいけないということです。望ましい年齢間隔は2年以上、3年未満というところでしょう。

● 親の老後をどう設計するか
 子供たちが成長している間は、特に母親は子供たちに夢中です。子供を育てることが生きがいになっているといってもよいくらいです。そういう母親は、末っ子が独立して家庭を離れてからは、何を生きがいにしたらよいのでしょうか。

 父親にしても同じことです。壮年時代は、妻が子供に夢中になっているのを幸いに、家庭をかえりみず、仕事に打ち込んでいたかもしれません。初老期を過ぎ、仕事の第一線から退き、子供も独立してしまったとき、残された人生をどう生きたらよいのでしょうか。

 そんな先のことは考えなくても、と今は平気でいられます。けれども、誰でも必ずこういう時期を迎えるのです。やはり、今から老後のことも計画に入れておいてください。では、どんなことに心がけたらよいのでしょうか。

 一つは、夫婦関係を大切にすることです。子供たちが巣立った後も夫婦が強い愛情で結ばれていれば、第二の人生も夫婦二人で楽しく過ごすことができるはずです。子供に夢中になるあまり、夫のことを忘れてはいけません。子供を育てている間も、夫婦関係を忘れてはいけないのです。


 もう一つは、若いうちから個人的な趣味を見つけておくことです。身近にいくらでも見つかります。お茶やお花、読書、絵を描くこと、旅行すること、何かを集めること、社会奉仕をすること、いくらでもあります。

 年をとってから始めようというのではなく、若いうちから暇を見つけて手をつけておきましょう。

 第二の人生を、暗い気持ちで送らぬように今から心がけておいてください。そして、子供を育て上げるという大きな仕事を成し遂げて、若々しい老人として生きてください。
 
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