皮膚、骨、関節、脊椎、食中毒、外傷などのみぢかな病気や症状を知っておきましょう。

骨、関節の病気

 骨、関節のしくみ  

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 人体の中で、からだを支える役をしているものが骨格です。関節は骨格の継ぎ手に当たる部分で、運動をおこなうところです。

 骨のしくみ  

 ふつうのかたい骨は、骨皮質、骨膜、骨髄からなっています。

 骨皮質はかたい、骨の土台となるもので、一般に骨といわれているのがこれです。その中に骨髄が詰まっています。骨髄は若いときは赤色そしていて赤色髄といわれますが、老人になると脂肪が多くなり黄色髄に変化します。

 骨髄は血液が豊富で、ここで血液細胞がつくられますが、特に造血が盛んなのは脊椎や骨盤の骨です。

 骨膜は、骨の周囲をおおっている薄い膜をいいます。

 腕や下肢にみられる長い骨は長管骨と呼びますが、この両端の関節に近い部分では、骨の内部は骨が網の目のようになっていて、骨海綿体といいます。

 この骨端部には軟骨の層があり、この軟骨層は乳幼児期には厚く、成長するにつれて薄くなって消失します。この軟骨層が骨の成長帯で、この部分で骨の長さが発育するのです。

 関節しくみ  

 関節は厳密には5つに分類されますが、おもなものは、線維軟骨背の関節と、滑膜性の関節の2つです。

 線維軟骨性の関節は骨盤前面の恥骨結合などで、あまり動きません。
 実際によく動く関節は、ずべて滑膜性の関節です。これは相対する骨が靱帯によって結ばれ、結合織性の関節包が周囲をおおっています。

 関節包の内側を滑膜がおおっていますが、相対する骨の表面をおおっているのは硝子軟骨です。滑膜の内側は関節腔といい、滑膜は透明な粘稠性のある関節液(滑液)を分泌します。

 健康な関節の関節液は、わずかに関節軟骨と滑膜の表面をうるおしている程度ですが、何らかの病気がある場合には、関節液が多くなり、関節腔内に多量の液がたまります。

 また、滑膜表面には絨毛という小突起がたくさんありますが、これも病気があると、非常い多くなることがあります。

 関節には、運動の方向を制限するために外側に靱帯が付いていますが、関節によっては関節内に制動靱帯があります。また、関節の間に軟骨板が入っていて、運動を円滑にしているものもあります。

 関節の形には蝶番(ちょうつがい)関節と球関節があり、また滑動関節とも呼ばれる膝関節のように、下腿の骨が大腿骨末端の表面をすべって後方に移動しながら屈曲するものもあります。

 骨の病気  

 関節の病気  

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