柑皮症
柑皮症
手のひら、足の裏の皮膚が黄色くなるもので、角質の暑いところで特に著しくなります。これはカロチノイド色素を含む食物、例えば柑きつ類カボチャ、ニンジン、のりなど多量に食べると起こります。
自覚症状その他なんら障害はありません。このような食物を食べないでいれば、自然に黄染は消失します。
先天性白皮症(しらこ)
皮膚がメラニンという色素を作らなくなると、皮膚が白くなります。先天性白皮症というのは、生まれつきこのような異常がみられるもので、次のような種類があります。
汎発性白皮症
全身の皮膚や毛が白くなります。全身的にメラニンが欠乏していますから、黒目の部分にもメラニンが乏しく、白ウサギの目のように赤く見えます。このため光がまぶしく、ものをよく見ることができません。
この病気は完全に遺伝するもので、遺伝の仕方は典型的な劣性遺伝の形式をとります。しらこの子供の生まれる危険率は、近親結婚によるものほど高くなります。
限局性白皮症
尋常性白斑(白なまず)に似ることがありますが、これは生まれつきみられるもので、広がらず、白斑部のうぶ毛も白く、白斑周囲に色素増殖隊がないなどの点で異なります。この病気も遺伝性のものです。
眼白皮症
眼だけ色素が乏しく、赤い目になりますが、皮膚の色は正常です。
皮膚の病気
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